干物の新しい食べ方!?濃厚旨味が絶品「干物鍋」!
干物の食べ方といえば「焼き」が定番。
グリル焼の他に、フライパン、アルミホイル焼き、油で揚げる…
などの調理法もありますが、昨年秋に、ユニークな食べ方が登場しました!
それは「干物鍋」。
創業65年の老舗干物屋『伴助』の、高級ブランド干物を扱う旗艦店『銀座伴助 銀座本店』で味わえる本格鍋です!
残念ながら、冬季限定のメニューで年中は食べられませんが、かなりの美味しさと新しさに話題になっていました。
この新感覚の干物の食べ方を、ご家庭の料理にも取り入れてみるのもよいかもしれませんね♪
目次
干物鍋の考案者
干物鍋の考案者は、銀座伴助のレストラン運営、『株式会社若竹』の代表取締役社長田口優英さん。
伴助の干物をすべて試して、干物鍋を開発されたそうです。
銀座伴助 – 銀座伴助公式ホームページ 銀座5丁目の高級干物店
http://ginza-bansuke.tokyo/
干物鍋の特徴
干物鍋は、とにかく具だくさん!
鍋には欠かせない定番野菜の、白菜や長ネギ、人参、春菊、えのき、しいたけ、白滝。
さらに、豚バラ肉、鶏もも肉、つみれ、油揚げ、焼き豆腐などでてんこ盛り♪
豚バラ肉は、岩手県岩中豚、鶏もも肉は、宮崎県日向鶏のブランド肉を使用されていて、干物以外の食材にもこだわりを感じます。
メインである干物は、赤魚と縞ホッケ。
この2種類の干物は、『伴助』が扱う干物の中で、鍋によく合う種類だそうです。
たしかにサバなどの青魚は、鍋にするとクセが強く出てしまうので、淡白で旨味のある白身魚は合いますね!
鍋に干物と聞いて、ちょっと気になるのが骨ですが、職人さんが1本1本丁寧に取り除いてあるので、気を使わず思いっきり食べられるんです。
こんなところにも、嬉しい心遣い♪
ダシは、昆布をベースに甘みのある味付けに、柚の皮を入れて香り付けします。
シンプルなダシに、野菜・肉・魚介の旨味がたっぷりでる、贅沢なお鍋!
これは絶対美味しいはずです!!
干物は旨味の詰まったダシにもなる!
魚はタンパク質でできていますが、干すとタンパク質は旨味成分であるアミノ酸に分解されます。
干物にすることで、凝縮された旨味になるので、お鍋に入れるといいダシになるのは間違いない!
「干物を鍋に入れると、味が抜けてしまうのでは??」
と思うかもしれませんが、干物だと分からないくらい、みずみずしくほっくりしているのだとか!
煮崩れを防ぐには、肉厚の干物を選ぶとよさそうです。
銀座伴助で使われている干物
干物は、塩味が一般的ですが、伴助では、創業当初から使われている秘伝のタレに漬け込んだ干物を使用しています。
その見た目には、照りとツヤがあるのが特徴。
魚醤やホタテエキスなどの旨味が配合された、まさに秘伝の干物です!
それが鍋に溶け出して…♪
考えただけでお腹が空いてきちゃいます!
干物鍋はシメも最高♪
最後は雑炊で締めくくりなのですが、お米にもこだわりが!
五つ星マイスターによる、5種類の米をブレンド。
その中には、生産者がたった1人という希少なお米も使われているのだそう。
野菜と肉と干物の濃厚な3種の旨味が詰まったスープを、ごはんが吸収して余すところなく味わい尽くす!
なんとも至福なひとときになりそうですね。
干物の新しい食べ方「干物鍋」を試そう!
銀座伴助の干物鍋を食べた人の感想からは、大満足な鍋だったようでした。
本場伴助の肉や干物をそのまま再現するのは難しいですが、家庭でも鍋に干物を入れてみると美味しくできると思います!
ポイントは、臭みがなく鍋に合いやすい白身魚の干物をいれること♪
肉だけ、魚だけの鍋でも、ダシは美味しいですが、濃縮されたダシが出る干物を入れたらシメは最高ですよ!
今年の冬に銀座伴助に干物鍋がメニューに登場したら、東京に行ったときには、ぜひ食べに行きたいと思います!