「干物と焼き魚って何が違うの?」に女将が解説します!!
干物と焼き魚の違いってよく分からないですよね?
干物を焼いても焼き魚になるし、生魚を焼いても焼き魚になります。
具体的に干物とはどんなものかを知ることによって、両者の違いが明確になってくるでしょう。
今回は干物と焼き魚、生魚の違いについて紹介していきます。
用途ごとに使い分けで、お食事を楽しみましょう。
目次
干物は加工法の一つ
干物とは一つの加工法です。調理法や調理過程とも言えます。
魚介類を干物にすることで、魚介類の保存性を高めるとともに、旨みを凝縮させる効果があります。
同じ魚介類を使用しても、干物と生魚ではタンパク質の性質が異なりますので、味が全く異なるでしょう。
焼き魚は料理名
干物に対して焼き魚は一つの料理名です。完成品とも言えます。
「サンマの焼き魚」や「サケの焼き魚」などと言いますよね。
干物の説明も先ほどさせて頂きましたが、干物は調理法です。
「アジの焼き魚」もあれば、「アジの干物の焼き魚」もあります。
魚介類を干物にするメリット
焼き魚は生魚からでも調理できるのに、多くの人に干物の焼き魚が選ばれています。一般的なイメージでは、
・生魚の方が、鮮度が良さそうなので美味しそう
・生魚の方が、干物にしてから焼くよりも焼き上がりがジューシーになりそう
ではないでしょうか?
実際に干物を焼き魚にするメリットを紹介していきます。
干物にしてから焼く方が、焼き上がりがふっくらジューシーになる
世間のイメージとは真逆で、干物にした魚介類の方が、ふっくらジューシーに焼きあがります。
塩水に浸した時に、魚の表面近くの筋繊維が膨らんで筋繊維同士の隙間が狭くなります。結果干物を焼き魚にした方が、水分量が多いのです。これは有名なNHK番組「ためしてガッテン」でも実験を行っていました。
水分量が多ければ焼き上がりもふっくらジューシーになります。
塩分の摂り過ぎを防げる
干物は塩水に浸すので、塩分が多いと感じる方がいらっしゃると思います。もちろん何も加工されていない生魚と比べれば、もちろん塩分量が多いです。
しかし生魚を焼き魚にする場合、塩を添加する必要あります。
好みによりますが、塩分量を上手くコントロールしなければなりません。何も味が付いていない状態の生魚には、塩や醤油を多めに添加してしまう方も多いでしょう。
しかし干物は生魚に比べて、うま味が凝縮されているので、塩分の添加が少なくても美味しくいただけます。
特に!越前宝やで販売させて頂いている干物は、ミネラルたっぷりの越前塩を使用して、可能な限り塩分を抑えています。魚介類の旨味を引き立てる塩の使い方をしているので、塩分量が少ないのです。
調理が簡単
調理が簡単というのも大きなポイントです。
丸の生魚を調理する場合は、「頭」「内臓」などのアラが出ます。
一人暮らしで、料理の経験がない方にはハードルが高い作業でしょう。内臓などがあれば、後片付けが大変なことは間違いありません。
干物であれば、取り出して焼くだけで美味しい焼き魚が楽しめます。越前宝やでは、気軽に美味しい干物を楽しんで頂くために、「レンジで簡単に調理できる焼き魚」もご用意しております。
一人暮らしの方へのギフトや、もちろんご家庭用にも是非ご利用ください。
干物は保存食とグルメを掛け合わせた先人の知恵!
干物は昔、保存食として編み出された加工法です。
水分を抜くことで、魚介類を長持ちされるためのモノでした。
しかし今現在では、グルメの一つとして多くの方に愛されています。
越前宝やの干物は美味しさを最大限に高めるために、製法や素材に妥協はありません。生魚とはまた違った美味しさが味わえること間違いなしです!
ギフトにも喜ばれる自慢の干物ですので、是非ご利用いただければと思います。