長寿祝い年齢お祝い早見表2022!ちゃんちゃんこの色の意味や由来もご紹介!
今回は長寿祝い早見表2022年版と、ちゃんちゃんこの色の意味や長寿祝いの由来もご紹介していきます。
今や日本は世界有数の長寿大国!
長寿のお祝いをする機会も増えてきています。
還暦や米寿、喜寿など耳にしたことはありませんか?
でも、実際、何歳で何のお祝いをするのか、長寿の祝いは何回くらいあるのか、全部を知っている人は少ないのではないでしょうか?
今回は、2022年、2023年に長寿祝いをするのは何年生まれの人なのか早見表を作ってみました。
さらに長寿祝いのお祝いに欠かせないちゃんちゃんこの色は何歳で何色なのか、由来等についてもご紹介いたします!
長寿祝い早見表は?
A4サイズ用紙横で印刷できるように作りました。
ぜひ参考にしてくださいね!
令和4年2022年に長寿祝いをするのは何年生まれの人?
長寿祝い | 数え年で祝うなら | 満年齢で祝うなら | 年齢 |
還暦(かんれき) | 1962年 昭和37年 | 数え年で61歳(壬寅生まれ) | |
古希(こき) | 1953年 昭和28年 | 1952年 昭和27年 | 70歳 |
喜寿(きじゅ) | 1946年 昭和21年 | 1945年 昭和20年 | 77歳 |
傘寿(さんじゅ) | 1943年 昭和18年 | 1942年 昭和17年 | 80歳 |
米寿(べいじゅ) | 1935年 昭和10年 | 1934年 昭和9年 | 88歳 |
卒寿(そつじゅ) | 1933年 昭和8年 | 1932年 昭和7年 | 90歳 |
白寿(はくじゅ) | 1924年 大正13年 | 1923年 大正12年 | 99歳 |
百寿(ひゃくじゅ/ももじゅ) | 1923年 大正12年 | 1922年 大正11年 | 100歳 |
令和5年2023年に長寿祝いをするのは何年生まれの人?
長寿祝い | 数え年で祝うなら | 満年齢で祝うなら | 年齢 |
還暦(かんれき) | 1963年 昭和38年 | 数え年で61歳(癸卯生まれ) | |
古希(こき) | 1954年 昭和29年 | 1953年 昭和28年 | 70歳 |
喜寿(きじゅ) | 1947年 昭和22年 | 1946年 昭和21年 | 77歳 |
傘寿(さんじゅ) | 1944年 昭和19年 | 1943年 昭和18年 | 80歳 |
米寿(べいじゅ) | 1936年 昭和11年 | 1935年 昭和10年 | 88歳 |
卒寿(そつじゅ) | 1934年 昭和9年 | 1933年 昭和8年 | 90歳 |
白寿(はくじゅ) | 1925年 大正14年 | 1924年 大正13年 | 99歳 |
百寿(ひゃくじゅ/ももじゅ) | 1924年 大正13年 | 1923年 大正12年 | 100歳 |
長寿祝いの基礎知識
長寿祝いというと、ご本人にちゃんちゃんこを着てもらい、お祝いをするイメージはありませんか?
実はこのちゃんちゃんは、お祝いによって色が違います。
なぜその色なのか、色の意味や、そもそものお祝いの由来についてご説明させていただきます。
還暦祝いの由来とちゃんちゃんこの色は?
還暦
読み方:かんれき
年齢:60歳(数え年で61歳)
ちゃんちゃんこの色:赤
還暦は60歳(数え年で61歳)をお祝いする長寿祝いです。
「さて、あなたの生まれ年の干支はなんですか?」
こう聞かれた場合、十二支を思い浮かべる人が多数なのではないでしょうか。
しかし、実は干支は、十二支だけではありません。
古代中国発祥の、十二支と十干(じっかん)の組み合わせからできています。
十干は「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10個。
実生活にはあまりなじみがないかもしれませんね。
例えば、甲子園球場の「甲子」は、実はこの干支が由来です(大正13年、甲子の年に完成した)。
この十干の10個と、十二支の12個を1年ごとに順番に組み合わせていくと、合計60個で一回りします。
つまり生まれ年と同じ干支になったことをお祝いするのが、還暦なのです。
ですので、還暦のお祝いを満年齢でするか数え年でするか悩んだら、生まれ年の干支を確認してみるといいかもしれませんね。
さて、還暦のちゃんちゃんこの色は「赤」。
昔は、魔よけのために赤ちゃんに赤い産着を着させていたことがあったそう。
そのため「生まれたばかりの頃に還る」という意味合いを込めて、赤い衣類を身につけるのだそうです。
長寿のお祝いは満年齢数え年どちら?
さて、長寿祝いは満年齢、数え年、どちらでお祝いするのがいいでしょうか?
日本ではもともと数え年で年齢を数える習慣があり、当然、賀の祝いも数え年で行われていました。
しかし、1950年に「年齢のとなえ方に関する法律」が発令され、それ以降、徐々に満年齢で年を数えるのが一般化されてきました。
現在では数え年といわれても、ピンとこない人がほとんどです。
ですので、長寿祝いも、最近では満年齢の誕生日にお祝いすることが多くなっているようです。
地域や家柄などによっては、旧来どおり数え年でお祝いが重要視されている場合もありますので、ぜひおうちに合ったスタイルでお祝いを楽しんでくださいね。
※ちなみに数え年とは、生まれたその時を1歳として、その後お正月を迎える度に年齢を重ねていく数え方です。
ですので、12月31日に生まれたばかりの赤ちゃんが、お正月になったら生後2日目なのに2歳になってるなんてこともあります。
古希祝いの由来とちゃんちゃんこの色は?
古希
読み方:こき
年齢:70歳
ちゃんちゃんこの色:紫
古希は70歳をお祝いする長寿祝いです。
中国、唐時代の詩人・杜甫(とほ)の「人生七十古来稀なり(70年生きる人は昔からめったにいない)」が由来です。
ですので、『古稀』の字を当てることも。
杜甫といえば、中学校の国語の「国破れて山河あり」の一説に、聞き覚えがある人もいるかもしれませんね。
ちゃんちゃんこの色は「紫」。
紫は、古くから高貴な身分であることを示す特別な色。
歴史の教科書で、聖徳太子の時代の冠位十二階の制度を習ったのを覚えていますか?
冠位十二階の最高位に授けられていた色が紫色です。
いくつもの年を重ねてきた年長者へ、尊敬の念を込めて、紫色を使うようになったのかもしれません。
喜寿祝いの由来とちゃんちゃんこの色は?
喜寿
読み方:きじゅ
年齢:77歳
ちゃんちゃんこの色:紫
喜寿は77歳をお祝いする長寿祝いです。
『喜』の草書体の『㐂』が「七十七」に見えることに由来します。
(※機種依存文字『㐂』は、『森』『品』のように七を三つ積み重ねた漢字)
中国由来の還暦や古希とは違い、喜寿は日本発祥のお祝いです。
そして、実は喜寿77歳以降の長寿祝いはすべて日本発祥。
そのためなのか、文字が由来の言葉遊び的なものばかりです。
しかし、その歴史は古く、室町時代ごろから始まったといわれています。
ちゃんちゃんこの色は、古希と同じく「紫」です。
傘寿祝いの由来とちゃんちゃんこの色は?
傘寿
読み方:さんじゅ
年齢:80歳
ちゃんちゃんこの色:黄色
傘寿は80歳をお祝いする長寿祝いです。
『傘』の略字『仐』が「八十」に見えることに由来します。
(※機種依存文字『仐』は、「食」の「良」の部分に「十」を入れたような字)
ちゃんちゃんこの色は、「黄色」もしくは「紫」です。
次の項でご説明いたしますが、黄色は「米寿」でも使われている色です。
米寿と同じくらい長生き!
……そんなゲン担ぎの意味が込められているのかもしれませんね。
米寿祝いの由来とちゃんちゃんこの色は?
米寿
読み方:べいじゅ
年齢:88歳
ちゃんちゃんこの色:黄色・金色
米寿は88歳をお祝いする長寿祝いです。
『米』の字を分解すると、「八」+「十」+「八」になることに由来します。
ちゃんちゃんこの色は「黄色」。
米寿の「米」の字から連想された、実って首を垂れた稲穂の色に由来します。
「金の稲穂」という言葉もあるように、「金色」を使う場合もあるようです。
卒寿祝いの由来とちゃんちゃんこの色は?
卒寿
読み方:そつじゅ
年齢:90歳
ちゃんちゃんこの色:紫・白
卒寿は90歳をお祝いする長寿祝いです。
『卒』の略字『卆』が「九十」に見えることに由来します。
ちゃんちゃんこの色は「紫」もしくは「白」。
次の項でご説明いたしますが、「白」は白寿(99歳)で使われる色です。
傘寿と同じように、ゲン担ぎ的な意味合いで使われるようになったのかもしれませんね。
白寿祝いの由来とちゃんちゃんこの色は?
白寿
読み方:はくじゅ
年齢:99歳
ちゃんちゃんこの色:白
白寿は99歳をお祝いする長寿祝いです。
『百』の字から『一』をとると『白』になることが由来。
(※100-1=99 百ひく一は九十九)
ちゃんちゃんこの色は「白」です。
百寿祝いの由来とちゃんちゃんこの色は?
百寿
読み方:ひゃくじゅ/ももじゅ
年齢:100歳
ちゃんちゃんこの色:白・桃色
百寿は100歳をお祝いする長寿祝いです。
「一つ、二つ、三つ……百」と数える大和言葉に倣うと『百』を「もも」と読むことから、「ももじゅ」と呼ぶことも。
また「1世紀=100年」なので『紀寿(きじゅ)』ということもあります。
ちゃんちゃんこの色は「白」もしくは「桃色」。
桃色はまさに「百」を「もも」と読むことに由来します。
茶寿祝いの由来とちゃんちゃんこの色は?
茶寿
読み方:ちゃじゅ
年齢:108歳
ちゃんちゃんこの色:特になし
茶寿は108歳をお祝いする長寿祝いです。
『茶』の字を分解すると、「十」+「十」+「八十八」と書かれているように見えることに由来します。
ちゃんちゃんこの色に、特に決まりはありません。
お祝いしたい気持ちを、心を込めて準備してみてくださいね!
皇寿祝いの由来とちゃんちゃんこの色は?
皇寿
読み方:こうじゅ
年齢:111歳
ちゃんちゃんこの色:特になし
茶寿は111歳をお祝いする長寿祝いです。
『皇』の字を分解して「白(=99)」+「一」+「十」+「一」となることに由来します。
茶寿と同じように、ちゃんちゃんこの色に決まりはありません。
大還暦祝いの由来とちゃんちゃんこの色は?
大還暦
読み方:だいかんれき
年齢:120歳
ちゃんちゃんこの色:特になし
大還暦は120歳をお祝いする長寿祝いです。
2周目の還暦のお祝いであることに由来します。
この言葉は、かつて長寿世界一とされていた人物をたたえるために作られた言葉でした。
(信憑性が低く、のちにギネス記録は取り消しに)
ちなみに現在ギネス認定されいてる世界最高齢は日本人女性の福岡市の田中カ子さん。
なんと先日2022年1月2日に119歳を迎え、記録を更新中です。
※ギネス認定の史上最高齢は122歳164日のフランス人女性。
ちゃんちゃんこの色に決まりはありません。
まとめ
今回は長寿祝い早見表2022年版と、ちゃんちゃんこの色の意味や長寿祝いの由来についてご紹介していきました。
大切なおじいちゃん、おばあちゃんの元気な笑顔は見るだけでほっとしますよね。
ぜひそんな気持ちを込めて、長寿祝いをしてみてはいかがでしょうか?
さて、長寿のお祝いというと、鯛やエビなど縁起物を思い浮かべることも多いかと思います。
干物屋の女将として長年この仕事をしてきている私自身も、ずっとそんなイメージでいました。
しかし、最近の敬老の日のお祝いギフトを見ていると、見栄えの華やかさや特別感よりも、「高齢者でも安心して食べられる」「骨の心配をしなくていい」など実用的な面を重視した贈り物が選ばれているようです。
特に昨年の敬老の日には「丸ごと骨まで食べられる焼き魚」が贈り物として、大変喜ばれていました。
高齢になると歯に自信がなくなってきたり、嚥下が難しくなってきたりなど、食事に気を遣うことも増えてきます。
でも、だからこそ「お祝いの時ぐらい好物のお魚を食べさせてあげたい」「食事のバリエーションを増やして喜んでほしい」という方も多いようです。
もし、ご長寿祝いの贈り物やお食事にお悩みなら、ぜひ「丸ごと骨まで食べられる焼き魚」もご検討の一つの案に加えてみてくださいね。
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実は、私も以前、実家の両親の喜寿祝いをしたことがあります。
照れくさそうにしながらも嬉しそうな両親を見たら、お祝いして良かったなという気持ちになりました。
お祝いに厳密なルールはありません。
知り合いには、ちゃんちゃんこにこだわらず、還暦祝いで写真スタジオを予約して真っ赤なウエディングドレスでお祝いをした人もいましたよ!
ご長寿のご本人や、お祝いする家族皆様が楽しめる場をぜひ考えてみてくださいね!