赤ちゃんに干物を食べさせていいの?干物を離乳食に使うときのポイント
毎日子育てお疲れ様です。
特に離乳食中の育児は大変ですよね。
お魚料理の中でも調理が手軽で、保存もしやすい干物。普段から冷凍庫にストックされている方もいらっしゃるのでは?
子育て中は買い物もままならず、離乳食用の食材を切らして、「干物ならあるのに」というときもあるはず。
赤ちゃんの食事にタンパク質を取り入れたい――でも、赤ちゃんの離乳食に干物を使っていいのかは疑問ですよね。
「赤ちゃんが干物を食べられるようになるのはいつから?」
「干物をそのまま食べさせていいの?」
「干物を使った離乳食のレシピを知りたい!」
今回はそんな干物の離乳食についてお話をさせていただきます。
目次
赤ちゃんが干物を食べられるのはいつから?
赤ちゃんが干物を食べられるのは、調味料が使えるようになる離乳食後期(9ヶ月~11ヶ月)から。
ですが、どちらかといえば、干物は離乳食には不向きな食材です。
塩分が含まれているため、赤ちゃんの腎臓に負担がかかりやすく、味覚の発達にも影響を与える場合があります。
また生のお魚をゆでる場合に比べると身が硬いので、赤ちゃんには食べにくいことも。
でも、干物を離乳食に使う場合のポイントをあらかじめ知っておくと、いざというときにとっても便利。
どうしても干物を離乳食に使いたいときの調理のポイントや、塩抜きの方法を干物屋の女将がご紹介いたします。
干物を離乳食に使う方法
離乳食で干物を使う場合のポイントは3つ。
・きちんと火を通す。
・しっかりと塩抜きをする。
・皮や小骨などをしっかりと取ってあげる。
月齢に合わせて、すりつぶしたり細かく刻んであげるなどしてください。飲み込みにくそうなときは、おかゆに混ぜるなど少しとろみをつけると食べやすくなります。
干物の塩抜きの方法
1.焼いた干物の身をほぐします。
2.熱湯に10分ほど浸しておきます。
3.ザルに開け水気をよく切ります。
念のため、味見をして塩気が抜けているか確認をしましょう。
干物を使った離乳食レシピ
現在、離乳食期の子育て真っ最中の当店スタッフに、実際に作っているレシピを聞いてみました。
よろしければ参考にしてみてくださいね。
カレイと青菜の混ぜご飯
材料:軟飯…80g、塩抜きしたカレイの干物…10g、ほうれん草…2枚
1.ほうれん草を柔らかく茹でて、月齢に合わせた大きさに刻む。
2.材料をすべてあわせ、軽く混ぜる。
カレイは白身で柔らかく消化にやさしいお魚。骨離れもいいのでほぐしやすく、離乳食にも使いやすいお魚です。
アジのみぞれ煮
材料:塩抜きしたアジの干物…10g、大根おろし…大さじ1、だし汁…100cc
1.塩抜きしたアジ、大根おろし、だし汁を入れ、大根おろしの辛みがなくなるまで軽く煮立たせる。
アジはうまみ成分たっぷり。小さなお子様でもお魚のおいしさを堪能できます。また、アジなどの青魚に多く含まれるDHAは頭をよくする成分といわれています。
お魚好きのお子様に
干物は離乳食向きの食材ではありませんが、スーパーなどでも比較的安価で手に入りやすく、下処理もされて調理がしやすいのがポイント。
お魚料理が苦手なママでも、気負わずに子供にさまざまなお魚を味わわせる機会をつくれます。
1歳を過ぎたころ、あるいは離乳食を完了したころから、少量ずつ食べさせてみましょう。
干物に限らず、お魚を食べる機会を増やして、ぜひお魚好きなお子様になってほしいものですねっ