魚図鑑：「ホタテ」今からが食べ時！ウロ・産地・旬・焼き方すべて解説！

ホタテって美味しいですよね～！
甘くて味も濃厚♪　女将も大好きな貝です。
でも、ホタテって貝柱で出てきたり、ボイルで売られていることが多くて、ホタテの詳しいことってあまり知らなかったりしませんか？
今回は、ホタテの部位から旬、調理法などをご紹介します！

ホタテはどこまで食べられる？【部位】

ホタテは、5つのパーツに分かれています。

1. ウロ（黒いところ：中腸腺）
2.エラ（ベージュまたはオレンジ色）
3. 貝柱
4. ヒモ（ミミ）
5. 生殖巣（メス：オレンジ色の卵　オス：白）

食べられないのは「ウロ」です。
ウロには、貝毒がありますので取り外してください。そこさえ取ってしまえば、他はどこにも毒はありません。
エラは食べられますが、加熱調理してください。

ホタテの美味しい旬と産地

ホタテは寒海性で、北海道のオホーツクや宗谷などの海域で、全国の8割以上の漁獲量を占めています。
また、青森県では養殖が盛んで、北海道よりも多く水揚げされています。
旬は、春の産卵期に向けて身が大きくなり卵が美味しい、2月～3月が旬とされていますが、ホタテの一番美味しい、貝柱の味が濃厚になるのは、5月頃～7月なんです！
つまり、今からホタテが美味しくなる季節♪

ホタテの栄養

ホタテはこれからの季節、夏バテ予防になる栄養が豊富！

・たんぱく質
・タウリン
・グリシン
・ビタミンB12
・葉酸
・イノシン酸
・アラニン
・セレン
・亜鉛
・鉄

ホタテ1個のたんぱく質含有量は約15g。貝柱部分には約5g含まれています。
たんぱく質は体を動かすのに必要なだけでなく、体の組織を作ったり、感情も左右する人間に必要不可欠な栄養素なので、たくさん摂りたいところ。
ホタテは、肉や魚と比較すると含有量は少ないのですが、脂質が低いのが利点！たくさん食べても低カロリーなので嬉しい食材です。

ホタテの食べ方・調理法

ホタテは、貝全体を食べるのと、貝柱だけを食べるのとでは味わいが違いませんか？
さらに、料理法もさまざま！
バターで焼いても美味しいですし、ホタテ貝ごと豪快にBBQも最高ですね♪
他には、マリネや揚げ物、煮物、缶詰、干物などどんな食べ方でも、味わい深くいろんな調理法が楽しめます。

ホタテの美味しい解凍方法

ご家庭では、冷凍のホタテを利用することが多いと思います。
そこで、ドリップ（解凍時に出る旨味を含んだ汁）が、なるべく出ないように上手に解凍する方法をご紹介します！
それは「アルミバット」を使う方法です。100円均一でも手に入るので、ぜひやってみてくださいね！

【用意するもの】
・アルミバット
・冷凍ホタテ

【やり方】
アルミバットに冷凍ホタテを並べて、10分～30分常温で置いておく。

これだけです！
季節によって、解凍時間は調節してくださいね。
アルミは熱伝導率がよく、周りの温度を効率よくホタテに伝えるので早く解凍できます。
厚みがあるものの方がよく、アルミ鍋でも代用可能です。（アルミホイルは厚みが薄いのでNG）

ホタテの美味しい焼き方

BBQなどで食べる殻付きホタテの焼き方って、意外と難しいですよね。
美味しく焼くコツは、火を入れ過ぎないことなんです。
焼き方の手順を見ていきましょう。

【準備】
ホタテの貝から、専用ヘラやステーキナイフなどを使って身を外しておきます。
この時、ウロは取っておきましょう。

【焼き方】
1. 最初から強火で焼く
2. 出汁がグツグツしてきたら、身を裏返す
3. 貝柱が白く変化したら、醤油（お好みの調味料）を少しだけかける
4. 30秒程待つ
5. 火から下す

完全に身に火が通る寸前（9割くらい）で、火から下ろしてください。
調味料は、ホタテの味を引き立てる程度に入れるのがポイントです。

旬のホタテで美味しく元気に！

ホタテは、殻付きですと豪華ですから食卓に並べても栄えますし、晩酌のお供としてもぴったりです。
これからの季節、ギュッと味が美味しくなるホタテをたくさん食べて、夏も元気に過ごせる栄養を取っていきませんか？
越前宝やでは、特大生ホタテをご用意しておりますので、ぜひお試しください。

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