いつから干物は作られていた?女将がひもとく「干物の歴史」
私たちの身近な食材となっている「干物」ですが、いつから食べられていたのか知っていますか?
おいしくて簡単に調理できる干物は、昔の人があみだした便利なアイデア食材ですよね!
今回は、干物の歴史についてお話していきます。
目次
干物の発見は縄文時代から!
貝の干物が縄文土器から発見されていることから干物の歴史は約4000年前、縄文時代から続く日本の食文化だったともいえます。
愛知県の豊川市にある貝塚では、たくさんの貝の殻がみつかっていて貝の干物を大量に作っていたとみられる跡があったことから、この時代から盛んに作られていたことが分かります。
また、奈良時代では各地から献上品・税として宮廷へ納めていたり、東大寺にある正倉院(しょうそういん)の書物には捧げものとして、干物が記載されていたそうです。
平安時代には「源氏物語」に「唐物(からもの)」という名前で登場し、貴族たちの酒の肴となっていました。
江戸時代になると、干物は庶民にも身近な存在となっていきますが、当時、冷蔵・冷凍などない時代ですから魚は傷みが早く料理屋に優先的にだしてしまうので、なかなかの贅沢品だったようです。
干物も高価な塩が大量に必要なため、貴重な品だったんですね~。
海から遠い地域では、江戸時代からお盆のときに食べられている大分県の郷土料理「たらおさ」というタラのエラや内臓の干物でできた郷土料理がいまでも根付いていますので当時から干物はごちそうだったことがわかります。
どうして干物はできたのか?
奈良時代に魚を献上するには何日も歩いていくため、長期間傷まない食べ物(干物)にする必要があったんです。
生ものを傷ませることなく、長期保存できる方法を作った先人は本当に素晴らしいですね!
そもそも、魚って干物にするとどうして腐らないのでしょう?
それは「乾燥させる」ということがポイントなんです。
通常、生の魚をそのまま置いておくとやがて腐ってきてしまいますが、魚をさばき、内臓や血を抜き、塩をまぶして外気にあてておく。
そうすると、魚の身が乾燥して長持ちするようになるんです。
水分を抜き、殺菌作用の強い塩をまぶす、外の外気と太陽の紫外線にあてて乾燥と殺菌をすることで腐敗のもととなる菌の繁殖を抑えるので、腐ることなく干物として食べられることができるようになります。
塩を付けて干す製法の他にも、煮て干すなど現代にも続く製法が奈良時代から出来上がっていたともいわれています。
先人が発明した画期的な食品「干物」
江戸時代に作られた干物は、塩分が多くよく乾燥されているため、固くて味よりも保存重視ですが、現代の干物は塩分を控えた干物や、一夜干しが主流です。
特に一夜干しは、水分も多くなっているので食べたときにジューシーで魚の旨味が凝縮され、おいしさが引き立つ味になっています。
すでに、さばいてあるので袋から出してコンロで焼くだけ!干物って実に簡単で画期的な発明ですね♪
忙しい平日のお夕飯。夏休みのお昼にもささっと作れておススメです。
「越前宝や」の一夜干しもぜひ食べてみてくださいね!
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