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干物の冷凍焼けを保存方法別に検証!おいしく日持ちさせる技は?

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今回は、干物が冷凍焼けしにくい保存方法について調べました。
どんな保存方法が干物の冷凍に適しているのか、どれだけおいしく日持ちするのか、2か月かけて検証実験いたしましたのでご紹介いたします。

焼くだけで食卓のメインになる干物は、忙しい時に大助かりの便利食材。
冷凍庫に保存しておけば、日持ちもしていつでもおいしくお召し上がりいただけます。

けれど、うっかり冷凍焼けさせてしまった経験はありませんか?

保存方法のせいなのか、保存期間が長すぎたのか、せっかくのおいしいお魚を台無しにしてしまうのはもったいないですよね。

実際のところ、どんな保存方法が干物には適しているのでしょうか?
当店のスタッフが家庭の冷蔵庫で検証実験をしてみました。

 

干物の冷凍焼けを保存方法別に検証!

干物を冷凍保存する場合、どんなふうに保存したら日持ちするようになるのでしょうか?

今回は5つの保存方法を検証してみました。

  • ラップ
  • ビニール袋
  • フリーザーバッグ
  • アルミホイル
  • 真空パック

 

冷凍焼け検証1日目(9月22日)

今回はあえて冷凍焼けしやすい青魚のサバで検証実験しました。
さて、スタッフ自宅へ招かれた塩さばたち。

当然のことながら、この時点で見た目に差はありません。

下記のような形で干物を包んで、冷凍庫に保存しました。

当店では、簡易包装の場合、ビニール袋に入れてお届けしています。
なので、その場合食べたい分だけを食べて残りをビニール袋に戻して保管、というのを再現してみました。

真空パックは100円均一で販売している便利グッズの中からチョイスしました(この商品については500円でした)。

実際にそれぞれの保管方法の変化や、差は出てくるでしょうか?
約一週間ごとに経過を見ていきたいと思います。

 

冷凍焼け検証9日目(9月30日)

さて、約一週間が経過しました。

真空パックはその特性上、あえて袋から取り出さずにそのままの状態で変化を見ていきます。

まだ始めたばかりで、差はないように思います。
まだこれからでしょうか?

 

冷凍焼け検証17日目(10月8日)

それぞれを比べてみても、まだあまり差が出ているようには見えません。
変化も差も特にないようです。

 

冷凍焼け検証23日目(10月14日)

前回と比べてみても、見た目には特筆するほどの違いが分かりません。

 

冷凍焼け検証30日目(10月21日)

約1か月経過。

おおよそパッケージに記載している賞味期限の期日です。
もともと干物は保存食品ですし、それを冷凍してあるということで、まだまだおいしく食べられそうですね。

 

冷凍焼け検証38日目(10月29日)

賞味期限を超えてきました。
あまり真似をしないで下さいね。

せっかくのおいしい干物ですから、おいしいうちに食べていただきたいです!

なかなか変化が分かりにくいので近づいて撮影してみました。

あえて言うなら、ラップもの、ビニール袋のものは霜が付きやすい印象です。
反対にアルミホイルはあまり霜がついていません。

 

冷凍焼け検証44日目(11月4日)

本来は1か月程度の検証実験のつもりでしたが、大きな差が見られないので延長して約2か月で見ていくことにしました。

 

冷凍焼け検証51日目(11月11日)

さてさて、そろそろどうでしょう?

 

冷凍焼け検証56日目(11月16日)

7日×8週間(2か月)=56日!
本日最終日。

真空パックの干物も袋から取り出して撮影しました。

見た目の印象としては、ラップのもの、ビニール袋のものは乾燥がち。
あまり乾燥していなさそうなのは、フリーザーバッグと真空パックのものでしょうか。

では、実際に干物を焼いて比べてみましょう。

 

干物をおいしく日持ちさせる保存方法は?

当店では、干物は解凍してからの加熱調理をオススメしていますが、もちろん凍ったままでも大丈夫。
今回は検証実験ですので、解凍で差が出ないようにあえて凍ったままでグリルに投入しました。

見た目にはどれも美味しそうな焼き具合。
冷凍状態では乾燥しているように見えたラップとビニール袋の干物ですが、焼いてしまうと見た目には乾燥は感じません。

近づいて撮影してみました。
うーーーーーん、違いが分かりません。

ちゃんと美味しそうな塩さばです!

 

干物をラップで保存した場合は?

――パクッ。
うん、おいしいいつもの塩さばです。

冷凍状態では乾燥があるようにも見えましたが、歯触り等特に気になるところはありません。

 

干物をビニール袋で保存した場合は?

――パクッ。
これもおいしいいつもの塩さばです。

ラップ同様、冷凍状態では乾燥があるようにも見えましたが、歯ごたえ・舌触りともに気になるところはありません。

けれど、あえて言うなら、わずかに冷凍庫の臭いがついているような?
臭い移りしてしまったのでしょうか?

 

干物をフリーザーバッグで保存した場合は?

――パクッ。
うん、おいしい!

でも、……あれ?

さきほどまで特に舌触り等に変なところは感じていなかったのですが、でも比べてみたらラップやビニール袋で保存していたものよりフリーザーバッグのものは身がふわっと柔らかく感じます。
やっぱりラップ&ビニール袋は、フリーザー専用より乾燥しやすいのかもしれませんね。
食べ比べてみたからこそ違いが分かりました。

 

干物をアルミホイルで保存した場合は?

――パクッ。
うんうん、おいしい!

でも、おや……?

今まで食べたほかのものと比べて、身が引き締まっているというか、詰まっているというか、そんな感じがします。
身が固いというのではなく、なんだかしっかり感があります。

冷凍すると繊維が壊れる、なんて言いますが、その繊維が壊れにくかったのかも?
(その手の専門家ではないので確証はありませんが)

 

干物を真空パックで保存した場合は?

――パクッ。
うん、おいしい!

ちゃんと普通に美味しいです。

でも、フリーザーバッグと差があるように感じません!
おんなじくらい美味しいです!

 

まとめ

今回は、干物が冷凍焼けしにくい保存方法に検証実験をいたしました。

その結果、
干物は2か月たっても美味しく食べられる
ということが分かりました。

もちろん保存している冷凍庫の大きさや、開け閉めの回数などによりますので、保証は致しかねます。
けれど、さすが保存食というべきか、たいていの保存方法なら美味しく食べられるようです。

当店でのおすすめ順としては
フリーザーバッグ=アルミホイル>ラップ>>ビニール袋
こんな感じです。

100均の真空パックも試してみましたが、あまり大きな差は感じられないので、コストや手間を考えるとドラッグストアやスーパーなどで購入できるごく普通のフリーザーバッグで十分だと感じました。

せっかくのおいしい干物ですから、「できるだけお早めに」が基本ですが、一度で食べきれるとは限りません。
干物を食べたい分だけ取って残りを保存するときは、ちょっとお手間かもしれませんが、フリーザーバッグに入れ替えるとおいしく長持ちしそうです。

もし贈り物等にする場合は、簡易包装ではなく、初めから真空パックになっているものがおすすめ。
贈り物ほどうっかり賞味期限を確認し忘れていたり、受け取りのタイミングによっては箱から出すのは後回しにして梱包ごと冷凍庫へということもあり得ます。

できるだけおいしく食べていただけるように、特に贈り物の時はぜひパッケージまでチェックしてみてくださいね。

 

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